倒産の学習塾、創業者が17億円外部流出か 株主総会で役員解任
京都新聞 2021/6/7(月) 18:54配信
民事再生手続き中の学習塾運営、TOPS京都(京都市中京区)は7日までに、創業者らが事業で得た資金の一部を外部に流出させていたとする文書をホームページ上で公表した。
文書によると、同社が依頼した会計士の推計として、流出した資金が2020年度までの4年間で計約17億円を超えるという。詳細や規模、手法については「なお不透明な部分が多々ある」としている。創業者は代表取締役を務めていたが、今年3月の株主総会で取締役を解任された。
同社は「文書を発表したことは間違いない」としている。
TOPS京都は、京都市内で学習塾「TOPS京都」や「京都医塾」を運営。生徒数は両塾で計約360人。5月31日に民事再生法の適用を申請し、6月4日に京都地裁から再生手続きの開始決定を受けた。